【目的】
1) 狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈の異常がないかどうか、
2) 運動により血圧や脈拍数がどう変化するか、不整脈が出ないか、
3) 運動に耐える力(運動耐容能、運動能力)がどれぐらいあるのか、
4) 自分にあった運動の種類は何か、どれぐらい運動すればよいか、
5) 運動療法を行う際の目標心拍数など、運動処方を行うため
検査風景
とくに、心臓や肺に病気を持っている人が、
どれぐらい活動してよいのか、
運動はしたいが、どんな運動を
どれぐらいしたらよいか知りたい場合、
健康維持や病気の治療として
運動を行う場合には、参考になります。
【内容】
呼気ガス分析 (酸素マスクのようなものを装着し、酸素摂取量、二酸化炭素排出量の運動による変化をみる) を併用した運動負荷試験を行い、運動に対する呼吸、循環、代謝の反応を総合的に評価します。
運動負荷は、血圧測定および心電図の記録をしながら固定式の自転車エルゴメーターで行います。
最初は軽い負荷ですが、徐々にペダルが重たくなり、もうこれ以上こげないと思うまで続けていただきます。
危険な不整脈や波形の変化、胸痛、血圧の異常な変化、などがみられたらその時点で中止します。
検査時間は準備から結果説明まで30〜40分を予定しています。