ホルター心電図とは、24時間心電図を記録して心臓の状態を調べる装置です。

日常生活中に、動悸、めまい、胸痛などを感じ、不整脈や狭心症などの心臓病が疑われる場合に使用されます。

この検査では、仕事中、運動中、睡眠中、通勤中など、日常生活の様々な状況における心臓の状態がわかります。

胸痛や動悸などがあっても、病院に行った時は良くなっていて通常の心電図では異常が発見されない場合などにホルター心電図を行うと、有力な情報が得られます。

ホルター心電図 (24時間心電図) 検査
左の写真は装着例です。

当院のデジタルホルター記録器は、重さ40gの超小型で、本体は手のひらに入ります。

したがって、従来のテープ式の大きな記録器のように腰に巻く必要はなく、洋服を着ると装着していることがよくわかりません。
防水型ホルター記録装置!

これまでのホルター心電図には、汗をかくと電極の接着が悪くなり記録不良になる、検査中は入浴ができない、という欠点がありました。

しかし、当院では2008年7月から防水型ホルター記録装置もそろい、 汗を気にせず、入浴中の記録も可能となりました。

検査は予約制です。

記録装置の装着に10分程度を要します。

原則として24時間記録しますが、ご本人の都合によっては記録時間を多少増減することもできます。

仕事中や運動中の心電図も
有力な情報になりますので、記録中は通常の日常生活を送っていただきます。ただ装着中は入浴はできません。

色々な行動の際の心電図をみるため、装着中は簡単な行動記録を付けていただきます。
また、これが重要なことですが、もし何らかの自覚症状が出現したらその内容と時刻を記録していただきます。

翌日の24時間目にもう一度受診し、装置を外した後、10分ほどお待ちいただければ、専用の装置で解析して診察室で結果の説明を行います。