睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome : SAS)とは、睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることが出来ない病気です。
大きなイビキ、起床時の頭痛、夜間の呼吸停止、日中の強い眠気、などが主な症状で、放置しておくと、高血圧、心臓や脳の循環不全などの原因になるといわれています。
また、日中の眠気などのために、仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故を起こすなど、社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
終夜睡眠ポリグラフィーという検査は、睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素濃度などを同時に測定し、無呼吸の有無を調べるものです。
左の写真は検査風景です。
鼻に呼吸状態を調べるチューブを、 指に酸素飽和度を測るセンサーを取り付けます。 そして、測定器(わずか100g)を腕に巻いて睡眠状態を調べます。
まず睡眠時無呼吸症候群 (SAS) があるかどうかを調べるには簡便な方法です。
SASの原因疾患を検索したり、SASのタイプが閉塞型か、中枢型かを調べ、治療法を検討する際には、さらに詳しい検査が必要になることもあります。
上記の症状が気になる方、SAS検査を希望される方はお気軽にお申し出ください。
この検査セットの使用法をご説明した上で一晩貸し出します。
ご自宅で睡眠時に装着し、翌朝はずして当院へ持参してください。
詳しい解析をして後日結果をご報告いたします。